男の性行動を分析する

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週1回のセックスは、年収500万円アップと同じ幸福感ってホント?

面白い記事があった。セックスレスが男性の「人生負け組」感に影響するのではないかと。

 

セックスレス率と「人生負け組」感の深い関係に驚き/3000人調査結果 | 日刊SPA!

 

「自分が人生の負け組だ」と感じている50代の男性3千人にアンケートを取った結果、金銭的な面が負け組感につながっているだけではなく、それらの男性の「40代当時のセックス回数」を見ると、65%が「月に1回未満」と回答しているという。既婚者に限定しても64.5%なので、未婚が原因ではない。

 

つまり、セックスレスが「負け組感」の一因となるのではないかと提案している。

 

実際、セックスの有無が幸福感と関係することは多くの報告があるようだ。記事では、トロント大学の研究者らが2015年に発表した論文について書いている。その研究によると、合計約3万人を対象とした幸福度研究のメタ分析から、月に1回のセックスが週1回に増えることで得られる幸福感は、年収が550万円アップすることで得られる幸福感とほぼ同等だという(但しそれ以上頻度が増えても効果はない)。

 

社会心理学分野の原著論文はコレ(英語)

Sexual Frequency Predicts Greater Well-Being, But More is Not Always Better

 

「負け組感」を感じている50代男性3千人の平均年収は600万円以上であり、必ずしも貧乏ではないことから、セックスの少なさが、収入から得られる幸福感を減らしているのではないかというわけだ。ただ、幸福感そのものの原因として、セックスそのものか(性欲が満たされること)、あるいはセックスするほど仲がよいことか(関係欲が満たされていること)かまでは分からないとしている。

 


「負け組感」を感じている男性において、セックスができない理由として、妻が拒否している可能性が高い。下の記事を読むと、女側セックスレスの妻にとっては、旦那とは、安定的した収入だけ運んできてくれれば、できる限りセックスを避ける方が幸せなのだろう。

 

原因は夫にあり!? セックスレス妻の本音を大調査! - 暮らしニスタ

 (以下、引用)

・「セックスレスの方が楽。旦那は『これは離婚の要因になる』と言っています。けれど、まだ離婚はしていません」

・「夫はしたいみたいですが、子どもに授乳をしている私にとっては、夫とするのが変態行為に思えて仕方がありません。さすがに、そのことをそのまま夫には伝えていませんが……。前戯ならしてもいいかなとは少し思います

・「誘ってきた時『もうそろそろやめてもいいんじゃない』と言って以来セックスレスです。時々したいような素振りを見せますが黙殺しています」

・「妊娠して出産をしたら、もうどうでもよくなりました。触れるのも嫌。旦那は外でやっていると思いますが、セックスをさせられるくらいなら、いっそ浮気をしてくれたほうがマシかも」

・「子供ができてから全くその気になれません。夫は求めてくるのでそれが負担で喧嘩になった時に話し合って、離婚を切り出したら夫が我慢してくれると言うことで落ち着きました」

・「普段の生活においても非協力的なところがあるのに、なぜ相手の欲求ばかり満たさなければいけないのか、と感じています。主人は不満だと思いますが、『処理は自分でして』と頼んでいます」


これらの回答を見ると、男性が求めているのに妻が応じない姿が見て取れる。

 


上野千鶴子の「身の下相談にお答えします」でも、関連する質問がある。

 

59歳男性による「私の性欲をどうしたらいいのか?」

 

【質問】女房にもう私とのセックスは金輪際なくてもいいかと問うたら、「 一生なくてもイイ。不自由しないもん」。「素人はご法度だけど浮気もしてもいいから」ともつけ加え た。今さら夜の街に出向き、欲情を発散させたくない。性の処理、私はこれからどう向きあっていけばいいのか。

 

【回答】妻の「一生なくてもイイ。不自由しないもん」は、翻訳すれば「あんなつらいおつとめはもうたくさん」。今になって性関係を持ちたくないというのは、それ以前だって、きっと妻にとってはセックスが楽しくもうれしくもなかった証拠でしょう。加齢すれば女性器は潤いが減少し、性交痛が生じるのは常識のうち。で、夫の独りよがりなセックスに妻がうんざりしていることは各種の性調査からもわかっています。あなたが例外でないだけで。妻との性関係を復活させたいなら、それがだめになっていったのと同じだけのテマヒマをかけて、高齢期の夫婦にふさわしいベッドマナーとテクを学んでください。

 

女性にとってセックスが楽しくない原因として、女性が中でイクのが難しいという問題もあるだろう。

TENGAの「工藤まおり」は言う。

「お互い心を開示して、言われて気持ちいい言葉をお互い言い合える、精神的SEXができる相手じゃないとまじでSEXするメリットってないんだよな。外派にとって。

そういう女性にとっては、精神的な満足感が重要になってくる。

 


以上を考えると、40~50代男性がセックスから得られる500万円分の幸福感は、20~30代でテマヒマをかけた労力の対価というわけなのだ。妻にとってセックスが精神的に満たされる時間になること。

 

500万円分の幸福感というとピンとこないが、もしセックスしたいのに、ずっと拒否されて不満が積もっている状態を想像すれば、レスが解消したときの幸福感は確かに同じくらいの喜びを生み出すかもしれない。レスは離婚の引き金となる位、心を蝕んでいく。たかがセックスとあなどってはならない。男が中高年になって性欲と関係欲が満たされた幸せな人生を送るためには、若い頃からの努力が必要なのだ。

 

 

身の下相談にお答えします (朝日文庫)

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