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オーガズム瞑想:女性を癒やす15分間のオーガズム

2011年に米国で出版された「Slow Sex: The Art and Craft of the Female orgasm(スローセックスー女性のオーガズムの芸と技)(未翻訳)」という本はご存知でしょうか?

 

著者はNicole Daedone(ニコール・ダエドヌ)という女性の方です。オーガズミック・メディテーション、日本語に訳すると「オーガズム瞑想」。何とも不思議な言葉ですが、要は、オーガズムを感じながら瞑想状態に居るとでも言うことでしょうか。

 

著者のダエドヌ氏がオーガズム瞑想を啓発しているモチベーションは、「現代の女性のストレスは、快感が不足していることが最大の原因」とのことです。女性のストレスを減らすには、オーガズムが一番良いというわけです。

 

実際的な方法としては、パートナーが女性のクリトリスを刺激し、女性がオーガズム状態に13分間留まる(+2分の鎮静)ということのようです。重要なことは、パートナーに刺激してもらうことと、この場合のオーガズムとは、男性的なオーガズム、つまり絶頂に達して一気に醒めるような絶頂(これをダエドヌ氏はクライマックスと呼んでいます)ではなく、オーガズムの「へり」にずっと留まっているような状態のことを意味するようです。

 

この様子は、下のwebsiteの画像が分かりやすいですね。男性陣が一生懸命取り組んでいます。真ん中に座っている女性が、ダエドヌ氏です。

timothyarchibald.blogspot.jp

 


まず、男性記者(おそらく)が、ダエドヌ氏を取材した記事を、一部紹介します。(意訳の間違いは容認下さい)。

aeon.co

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ニコール(「Slow sex」の著者ダエドヌ氏のこと)はレイチェルを呼んだ(ニコールは以前レズビアンで、その時の友人のよう)。ニコールは言った。「レイチェルのクリトリスの左上の場所に集中します(この部位が一番感じやすいらしい。真偽は不明)。」アシスタントがマッサージテーブルを準備し、レイチェルは服と下着を脱いで座り、こちらに向かって足を大きく開いた。ニューヨークでも、恥ずかしげもなくこんな姿を晒す場面にはそうめったに遭遇しない。ニコールは潤滑剤を付けて、右手の親指と人差し指をクリトリスに沿って動かし始めた(stroke、つまり上下に動かす刺激)。

 

ニコールは言った「もう痙攣しはじめたわ(オーガズム状態の一つの指標らしい)。」刺激に伴ってレイチェルの喘ぎ声は大きくなっていく。そして彼女の喘ぎ声が響き続ける。しばらくして、ニコールが刺激のペースを落とすと、レイチェルは元の落ち着きを取り戻した。「またオーガズムを感じさせるわ。」ニコールは刺激を再開し、こんどは参加者を手招きし、レイチェルの太腿に触れさせた。その痙攣は、レイチェルがオーガズムを感じていることを裏付ける。ニコールは再びペースを上げて、レイチェルを繰り返しオーガズムに達しさせた。クライマックスだけは越えないように。最後にニコールは刺激を終えて、外陰部を手でしばらく押さえてセッションは終わった。

 

オーガズム瞑想を行う上で重要なことは、何と言っても刺激する人の技術である。オーガズム状態に連れて行ってその場所に長時間留めておかねばならない。数分間から、場合によっては数時間に渡ってエクスタシーを感じつづけることもある。しかし決してクライマックスに達して、終わりを迎えないようにしないとならない。このようなオーガズム瞑想は、エネルギーを高めたり、ストレスを減らす効果がある。またホルモンバランスを改善させ、抑うつ状態を減らす。性的なエネルギーを高めて、パートナーとの強い心理的絆を生み出す

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ニコールはOneTasteという、オーガズム瞑想の会社の設立にも携わっているようです。サンフランシスコのベイアエリアを中心に、一種の宗教のようにOneTasteの信者が集っているようです

 

ある記事に、セミナー参加者の経験が書いてあります。簡潔にまとめます(意訳の間違いは容認下さい)。記事は女性が書いています。

www.womenshealthmag.com

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セミナーは定期的に開催されており、参加者は男女入り混じっている。セミナーでは刺激法のトレーニングを受ける。基本的には、横たわっている女性のクリトリスの左上を13分間刺激し、最後に2分静める。左手は、親指を膣に入れ、人差し指で、クリトリスの覆い(hood)を持ち上げる。右手の指で、クリトリスを刺激する。セミナーでは、女性講師の一人が下半身を露わにし、横たわって両足を開げた。そしてもう一人の講師が刺激の方法を実演した。

セミナーの後、他の参加者と話していると、オーガズム瞑想をやりたくないかと誘われた。知らない人に触られることには抵抗があったが、実演を見て興奮しており誘いを受けることにした。近くのオフィスを短時間借りて行った。実際の刺激は、気持ちよい時もあれば、そうでない時もあった。他の人にクリトリスを露わにされて、直接触られる経験は初めてだ。

感想は悪くはないが、特に声がでるわけでもなかった。オーガズム状態だったかというと疑問が残る(相手の男性はオーガズムに到ることを求めていただろうが、、)。その後、刺激法などについて二人で議論した。今後デートしたり、セックスする可能性がないことが分かっていなければ、そんな会話はできなかっただろう。

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ちなみに、OneTasteの1日のイントロコースは199ドル、1回の週末のヒーリングコースは499ドル、6回の週末のオーガズム瞑想コーチトレーニングコースは、12,000ドルということです。

営利的な内容に不満を持つ人もいるようですが、、。

onetaste.us

 

いかがだったでしょうか?

まず「オーガズムの瞑想状態」と「クライマックス」の違いが分かりにくいですね。

 

男性の射精はクライマックスの典型でしょう。女性でも、クリイキで一気に醒めて敏感になり、それ以上イケない場合もあるようです。実際、TENGA広報の「工藤まおり」さんも質問箱で下のように回答しています。

 

「イッたあとは眠いしほっといてくれって感じで、挿入されたいと思わない。男性だって射精したらSEX終了するでしょ?それと同じだよー。」

 

OneTaste的には、こういう状態を「クライマックス」と言うのでしょう。

 

ある日本語のサイトでは「オーガズムの寸止めが現代女性のあらゆる悩みを解決する」と表題になっています。

 

courrier.jp

 

「オーガズムの寸止め」というのもわからりにくい表現ですね。「寸止め」というとどうしても射精で使われる言葉です。射精の「寸止め」だと、エクスタシーがない、ただの忍耐になってしまいます。でもオーガズム瞑想は、オーガズムを感じているわけですから。

 

男性の場合は、とにかく射精せずにイキ続ければ「オーガズム瞑想」に近い状態になるのではないかと思います。

 

ドライオーガズムだと、何度達しても感度が鈍らず、繰り返しイクことができます。登り詰める感覚と同時に快感が腰から広がり、意識がふわっと遠のいて、余韻の中で体が痙攣します。そこで刺激をやめると素に戻って行きますが、もし刺激を続ければ、また登り詰めてイク感覚が来ます。

 

つまり、オーガズム瞑想のポイントは、他人に刺激してもらうことで、イク感覚の波が何度も訪れる状態に留まるということではないかと想像します。

 

女性の場合は、単にクリトリスを刺激しただけでは、2つ目の記事にあるように、気持ち良い時もあれば、刺激がうまく入らないと痛いだけになってしまうこともありそうです。Iroha(イロハ)を使った方が確実かもしれませんね。

 

一番本質的な部分は、男性が女性をいたわる気持ちを持って、13分間、瞑想のような気持ちよさの中に揺れる時間を作ってあげるという姿勢なのかもしれません。