男の性行動を分析する

男って何? 男の性行動を分析します

男側セックスレスの予防法 女が「男を喘がせる」

上野千鶴子は「スカートの下の劇場」で、セックスを次にように説明する。

「能動的な主体である男は、快楽の与え手であり、受動的な客体としての女は、快楽の受け手となる。結果的に、見る主体からは、身体的な快楽は剥奪される。男にとっての性愛のゴールは、女の喜悦の中にある。


つまり、男は「女が感じている姿」に快感を見出すしかないのだ。男自身は、快楽を得られないのだ。


この構図は、江戸時代でも同じだったらしい。江戸時代の春画には、クンニリングスが圧倒的に多い。男の遊客は、本来は快楽を受ける側なのに、遊女にクンニリングスを行って、女の快楽に奉仕する。そして、遊女がよがるのを見るのが、通の極意とされた。

 


現代では、「女のオーガズム」を見ることが、男にとってセックスのゴールということだろうか。実際、エロ動画は、女の絶頂で溢れている。エロ動画で射精する度に、女の絶頂がセックスのゴールだと叩き込まれる。

 


それで、女と付き合い始めた男は、女をイカせようと必死に努力する。決して簡単ではないが、うまく行く場合もあるだろう。女は、自分の快楽のために奉仕してくれた男に満足し、結婚する。

 


しかし、結婚してしばらくすると、男はセックスレスになっていく。30代後半にもなると顕著になるだろう。この時期の男の心情は、別のサイトにうまく書いてある。

 


セックスの快感は、女のほうが得だと思う。射精しても、あまり先が無いというか、快感の幅がせまいというのか、浅いというか・・・。妻が乱れた営みの後に、感想を聞くと、『頭が真っ白になって体が浮く感じ』とか言うんですけど、私はペニスがとろける感じはしても、妻のような快感は感じたことはありません。だいたい、男なんて、行為中に声が出るとしても、達する瞬間くらいなもんですよ。

 


このように、セックスの満足度において、男と女で大きな格差が生じてしまうのである。それでも性欲に駆られて、セックスし続ける男なら良い。しかし、最近は草食系男子が増えている。草食系男子は、女に優しく、ちゃんとイカせてあげる。でも性欲はあまり感じないため、わざわざセックスしたいと思わない。それで、結婚した途端にセックスレスになる。



そもそも、女をイカせるには、大変な手間を要する。男の苦しみはそれだけではない。膣内射精は、筋トレである。中で射精すること自体、面倒くさい。さらに、射精しても快感がほとんどない。男にとってのセックスとは、見返りが全くないのに、女への奉仕が大きすぎるのだ。女を自分のものにするためなら、それだけの手間をかけてもよい。しかし結婚して、女を手に入れたら、男がセックスレスになるのは当たり前だ。

 

女は、結婚前に気持ち良い思いをさせてもらっただけに、落胆が大きい。結婚後にセックスレスで悩む女性は、今後も増加するだろう。



本当は、女にとっては、オーガズムは関係ないかもしれない。夫の愛を感じたいだけなのだ。しかし、男にとってセックスとは、「女にオーガズムを与えねばならない」という強迫観念を伴うのだ。セックスすることを考えるだけで、重荷なのだ。



この状況をどうすれば良いだろうか。

 


私の提案は、セックスのゴールを「男と女が共に気持ち良い状態」とすることだ。女のオーガズムも、射精も、横に置いておこう。「女が喘ぐ状態」だけなら、男がきちんと刺激すれば、比較的簡単に作れるのではないだろうか。

 


一方、「男が喘ぐ状態」はどうだろう。女は、パートナーに作れるだろうか?

 


私は、セックスで必ず喘ぐ状態になる(妻に誘導してもらう)。頭がおかしくなりそうな程、最高に気持ち良い(ほとんどイッているような状態だ)長時間続く点では、射精よりも気持ち良い。その状態を、女が男に作ってあげられるようになれば、結婚後のセックスレスはなくなるのではないかと思う。気持ち良いからセックスがしたくなるのだ。射精は、セックスを楽しむ快感ではない。セックスを終わらせる快感だ。

 

なお、喘ぐ状態まで体を気持ちよくして射精すると、とんでもない絶頂感が来る。女の方が得だ、など悩むこともないだろう。エロ動画でオナニーするのが馬鹿らしくなり、女の存在が欠かせなくなる。

 


セックスで、気持ち良くなること自体が目的となれば、男は「女をオーガズムに達しさせないといけない」と、プレッシャーを背負い込むこともない。互いの体をマッサージする延長だ。もし結婚後にセックスレスになりたくない女性がいたら、結婚と同時にセックスの方法を改めよう。夫を喘がせるのだ。

 

 

セックスレスの女性がよく犯す間違いがある。夫は、自己処理はするのに、なぜセックスしないのか。男の性欲を、セックス欲に向けようとする。これほど無駄な試みはない。男の性欲は、頭の中で作られる。エロ動画や性風俗に、妻とのセックスが勝てるはずはない。妻とのセックスが勝てるのは、肉体の快感だけだ。男の体に合わせて、しっかりと奉仕してあげられるのは、妻だけだ。男が、女を誰でも簡単にはイカせることは出来ないように、性風俗の女性が、簡単に男の「喘ぐ状態」を作れるとは思えない。何度も体を重ねることで、ようやく男の体の特徴が分かり、喘がせることが可能となる。私も、自分が喘ぐ状態は、どんな性風俗に行っても、誰と浮気しても、簡単には作れないだろうと思う。男にとっても、自分を明け渡す信頼が不可欠だ。妻以外の女性には頼れない。

 

なお、これこそが、結婚した女が、男に対して、性的な価値を保つ唯一の方法である。 通常は、男が女に「セックスを与えてやる」という強い立場になる。しかし、最高の快感を女が男に与えることで、男は「女に快感を与えてくれ」と頼む側に回るわけである


男の射精の快感は、年々減っていく。筋力も衰えて、ピストン運動によって、中でイクことは、ますます難しくなる。一方、性感帯は変わらない。男が「喘いで気持ち良い状態」は、射精よりも衰えにくい(のではないかと想像する)。挿入だけならなんとかなる。一生、夫婦でセックスを楽しむことが、本当のセックスのゴールではないかと思う。

 

イケない女と、イッても気持ちよくない男が作る「セックスレス」 - 男の性行動を分析する

夫のセックスレスの原因は、射精の快感の減少である - 男の性行動を分析する

男性のセックスレスの原因は? セックス中の男の苦痛 - 男の性行動を分析する