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イケない女と、イッても気持ちよくない男が作る「セックスレス」

既婚者にとって、30代から40代は、セックスレスの好発年齢だと思う。実際、私も一時期セックスレスだった。妻の知人にも、子作りで1回セックスした以外は、数年間セックスしていないという夫婦もいる。海外の長期にわたる追跡データでは、年に700回(週に3回)オーガズムを経験すると、8年寿命が伸びるという。回数はともかくとして、セックスに満足していると長生きすることを示すデータは多い。セックスレスは寿命を縮めるのだ。



セックスレスの本質は、「女がイケない」ことと「男がイッても気持ちよくない」ことに尽きるのではないかと思う。

 


私の妻は、セックス中にオーガズムに達するが、その快感は、セックスでしか得られないと言う。そしてセックスする時は、必ずその感覚を得たいと言う。私が30代の中頃に、ぼそっと「40代になったら、セックスしなくなるかもね」と言ったそうだ(私は既に、セックスレス気味だった)。私はそれを言ったことを覚えていないが、妻は、底知れぬ悲しみを抱いたそうだ。女にとってセックスは、夫からの愛情の証なのだろう。



実は、女のオーガズムは、幸福感を生む。女がオーガズムに達すると、体の収縮に伴って「愛情と癒やしのホルモン」オキシトシンが放出される。私はドライオーガズムを経験して初めて、このことを理解した。しかし、この幸福感は、男には分からない。射精で分泌されるプロラクチンは、男の興奮を一気に醒ますだけだ。



女側がセックスレスになる原因は、おそらく、セックスでイケないことに尽きるのではないかと思う。日常的に仲が良い夫婦であり、セックスにあてる体力と時間があることは前提として、セックス中に女がイケれば、女側のセックスレスは起こらない。話は非常に単純だ。

 

と言っても、女がイクのは大変だ。体質的にイケない女もいると思う。そもそも膣内のピストン運動は、クリトリスの快感を生み出さない。ただ、女は、気持ちよくて喘ぐ状態が作りやすい。その状態になれば、満足できるはずだ。気持ちよい状態ができれば充分なことを男に伝えれば、男は「セックスのゴールは、女のオーガズムだ」というプレッシャーから解放されて、セックスに前向きになるだろう。

 



一方、男側のセックスレスは、もっと根が深い。日常生活が仲が良くても関係なく起こる。男側がセックスレスになるのは、イケないからではない。男は射精すれば、当然「イク」からだ。



女が知らないことは、射精しても必ずしも、気持ち良いとは限らないということだ。これは「射精の快感の秘密」という記事で解説した。



記事で書いたような「気持ち良い射精」を、男が感じることができれば、男がセックスレスになることはないだろう。これが難しい。30代後半から40代では、男の射精は、そもそもオナニーですら、小便のような射精になっている。気持ちいいのはスッキリ感だけだ。

 

小便でもいいから、とにかく排泄すれば良いと思っている男は、セックスレスにならない(自分勝手なセックスになる危険があるが)。セックスレスになるのは、私のように、あまり性欲も強くない男性だ。なければないでいい、と思っている。そのような男に対しては、女は、「小便のような射精」を「気持ち良い射精」に変えてあげなければならない。

 


それでは、男は、イッても「小便程度の快感」しか得られないのに、なぜ相変わらず、定期的にエロ動画でオナニーするのか。その理由は簡単だ。エロ動画を見ている最中は、「快楽ホルモン」ドーパミンが分泌されているのだ。頭がMAXに興奮して、最高に気持ち良いのだ。気持ち良くないのは、最後に小便のような射精をする時だけだ。

 


このような男にとって、セックスは、面倒くさい「お勤め」以外の何者でもない。なぜなら、女に前戯をしないといけないからだ。さらに「女のオーガズム至上主義」の蔓延によって、セックスするなら、女をオーガズムに達しさせることが義務だと、プレッシャーを抱え込んでいる。

 

女をオーガズムに達しさせるために、任務のように作業を遂行する。さらに、小便を排泄するだけなのに、一生懸命、ピストン運動という筋トレまでついてくる。疲れる前戯や筋トレにエネルギーを使うよりは、エロ動画をみてスッキリした方が、よっぽど気を使わなくて良い。性風俗に行けば、「お勤め」から解放されるばかりか、奉仕までしてもらえる!


それで、「仕事で疲れている」など、ごちゃごちゃ理由をつけて、彼女や妻とのセックスだけは拒絶する。


これが私の状況だった。こういう男がセックスを再開するためには、男も「イクと気持ちよい」体験を作るしかない。男が、女をオーガズムに導くように、女も、男に「気持ち良い射精」を導くしかない。


「気持ち良い射精」を作る方法は簡単だ。男に前戯をするだけだ。射精する前に、男の性感帯を刺激する。男の性感帯は限られている。乳首と亀頭部だけだ。乳首は舐める。亀頭部はやさしく触る。女のクリトリスを刺激するのと同じだ。



ピストン運動は行ってはいけない。これは、射精感が込み上がるだけだ。「精液の排泄」という何の快感も伴わない痙攣を引き起こす。「気持ち良い射精」とは全く関係ない。


クリトリスを刺激するように、亀頭部を刺激する。クリトリスは小さいが、亀頭部は広い。全体を刺激して初めて、クリトリスと同レベルの刺激になる。私の場合は、亀頭部の刺激だけでイッてしまう。女のクリトリス・オーガズムと同じ肉体反応が起こる。もちろん射精しない。しかし、多くの男は、亀頭部の刺激だけではイケないだろう。体が開発されていないからだ。女がイキにくいのと同じ位、男が亀頭部の刺激だけでイクのは難しい。

 


女は、イケなくても、きちんと刺激されれば、最高に気持ちよいと思う。喘ぎ出してしまうだろう。男も、亀頭部の刺激で、同じことが起こる。男だって、喘ぐのだ。射精の快感しか知らない男は、そのことが分かっていない。射精の快感しか知らない男に、「快感に悶える」体験をさせてあげるとよい。気持ち良い状態を作ることに慣れた女なら、どうすればよいか分かるはずだ。男がピストン刺激を要求してきても、焦らすのだ。「イキたくても、イケなくて、身悶えるほどの気持ちよさ」が体から湧き上がってくることを経験させれば、男は快感の虜になるだろう(ここまで来れば、亀頭部でイクのはあと一歩だ)。

 


その上で、射精させると良い。射精の気持ちよさだけで言えば、手で導くのが最高だ。この時に初めて、ピストン運動を行う。しかし男が拒めば、膣内射精でも良い。前戯なしの場合よりも、断然、気持ち良いはずだ。

 

しょぼい射精では、ペニスが収縮するだけだ。しかし、前戯をしっかり行うと、射精の瞬間に、男の体全体が「ぎゅっ」と収縮する。女が絶頂で、体が収縮するのと同じことが男でも起こる。男はびくっと体を動かすだろう。その瞬間に、男の腰から頭にかけて、快感が突き抜けていく。男は恍惚とした表情を浮かべるだろう。気持ち良い射精の達成だ! この収縮は、「愛情ホルモン」オキシトシンを分泌し、男に幸福感を作り出す。男の中に、妻への愛情が湧き上がってくるのだ。

 

「射精が気持ちよい」ということを知ると、男は、忙しい仕事や飲み会の時間を空けて、疲れないように体調を整えて、セックスしようと誘ってくるはずだ。

 

セックスレスになってからでは遅いのだ。30代後半に入る前に、一刻も早く、夫婦ともに気持ち良いセックスを探していこう。

 

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