男の性行動を分析する

男って何? 男の性行動を分析します

夫のセックスレスの原因は、射精の快感の減少である

最近のアンケートでは、1年以上セックスしていない夫婦が、3分の1にものぼるという。円満夫婦は8割以上であるから、夫婦仲は良くてもセックスレスは訪れる。セックスレスと答えた女性の中で、女性が拒否する場合が30%であるのに対して、50%では男性が拒否するという。このことは、加齢につれて男性側のセックスレスが深刻な状況になることを示している。夫婦仲が良いのに、なぜ夫はセックスレスになるのだろうか?

 

私が一番の原因だと思うのは、加齢に伴って「射精の快感が減少する」ことではないかと思う。20~30代の頃は、すぐにでも射精したくなる。しかし加齢と共にムラムラ感が減り、射精する頻度が下がってくる。射精の回数が減っても、同じ快感が得られれば問題ない。しかし、意外と女性に知られていないことは、加齢に伴って「射精の快感」が低下することだ。私がこれをはっきり自覚したのは、30代後半だ。エロ動画を見ないで、機械的にペニスをこすって射精すると、全く快感を伴わずに腰がぎゅっと張って、ペニスが痙攣し、精液が流れ落ちることが増えてきた。

 

「射精の快感」は、セックスレスの議論でほとんど取り上げられない。男が射精すれば、必ず快感を伴うと考えられている。セックスレスの原因は、「妻とセックスする気にならない」夫の気分が原因とされている。しかし本当の原因は、逆ではないかと思う。妻とセックスしても快感が得られないことが、セックスする前から分かっているのだ。例えば、快感を伴わないピストン運動。勃起を維持する涙ぐましい努力。極めつけは、快感が欠如した射精である。快感は来ないくせに、ぐったりとした疲労感だけは、忘れずにやってくる。妻とセックスしようと考えるたびに、これらの経験が思い出されるのだ。そして、億劫な気持ちが沸き上がってくる。だから、妻をみても興奮しないのだ。

 

男が若い頃は、射精する度に、腰の裏側にじわっと快感が広がった。男を中毒にした快感だ。しかし、この快感が、加齢と共に鈍くなっていく。そして、高齢になると、射精することすら難しくなる。こうして男の快感は消失する。男の快感とは、なんと儚いものか。

 

40代に入った男は、「射精の快感」が減ってきたことに気づく。そのことから目を背けるために、妻とのセックスを避けて、エロ動画でオナニーするようになる。興奮感は、射精の快感がしょぼいことを忘れさせる。中には、不倫したり、風俗に行く男もいるだろう。そのような状況では、妻とのセックスは最悪だ。妻とセックスすれば、いやがおうでも、勃起力が減少してきたことや、ピストン運動で射精できない老化現象に気付かされる。そして射精を迎える度に、快感が減少した辛い事実をつきつけられるからだ。

 

一方で女の快感は、生涯を通じて変わらない。そのため女は、男の哀れな状況に気づかない。男たちが作った「射精は男のオーガズム」という公式を疑わない。妻は、40代になった夫からセックスに誘われる頻度が減ったことに気づく。しかし、まさか夫の「射精の快感」が減ってきたとは思っていないだろう。女の快感は変わらないから当然だ。そして、夫がセックスに誘う頻度が減った理由は、自分への愛が減ったためだと勘違いする。違うのだ。男は、最も大切な「射精の快感」が失われていく状況に、どうしたらよいか分からないのだ。膣内射精をするたびに、「射精の快感」が得られなくなった自分の体に向き合うことが耐えられないのだ。

 

この状況をどうすれば解決できるだろうか?。私の提案は、まず第一に、夫自身が「射精の快感が減ってきた」ことを認めることだ。そして妻は、夫の状況を理解することだ。日々失われていく「射精の快感」。これを維持するには夫婦二人で取り組まないといけない。もし40代までセックスが続いてきた夫婦なら、その頃には妻の快感は、夫の快感を凌駕しているだろう。この頃から、夫の「射精の快感」を大切にするセックスに変えていくことだ。夫は、もはや性欲に任せて射精することができない体になったのだ。夫婦が共に楽しめるセックスを、夫婦二人で作っていくしかないのだ。

 

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